
groupAsk(赤塚晋也氏・斎藤洋氏・倉貫氏)シナリオ感想
groupAskのシナリオは、それぞれ独立した物語でありながら、世界観が独特です。
2000年になる前に作られたゲームを、今でも夢中になって遊べることに驚いています。
カードワースという遊びの土台を築いてくれたgroupAskの方々に、心から敬意を表したいです。
ゴブリンの洞窟 家宝の鎧 奇塊 鳥の歌が聞こえない 墓守の苦悩 機械仕掛けの番犬 見えざる者の願い 教会の妖姫 賢者の選択 旧き沼の大蛇 遺跡に咲く花
2)ゴブリンの洞窟
ゴブリン退治の依頼。
交易都市リューン近郊の森の洞窟にゴブリンが住み着き、近隣の農家を荒らし、旅人を襲っているという。
序盤向けの短編シナリオだが、何も分からないまま突撃すると意外と苦戦する。
私も初回は「確か一緒にダウンロードされたものだし、とりあえず遊んでみよう」と挑んだものの、3人パーティーでは思った以上に厳しく、冒険者を1人追加している。
カードワースにも慣れてきた頃、初回ではクリアできなかった三姉妹パーティーで再挑戦。リューンで技能を購入し、意気揚々とゴブリン退治に出かけるも、3回連続で全滅。4回目でなんとか依頼を達成できた。
見張りのゴブリンをどうおびき寄せるか、敵とどう戦うかなど、改めて遊ぶと奥深さを感じる。
宝箱から入手できる「賢者の杖」は、低レベル冒険者にはありがたい道具。
それにしても、交易都市から徒歩1時間の場所に妖魔が住み着くあたり、カードワース世界の治安はなかなか悪い。
プレイ記録:2023年・2024年
4)家宝の鎧
妖魔に占拠された別荘を取り戻す依頼。
依頼人はリューン騎士団に所属する下級騎士、リヒャルト卿。彼はリューン近郊の山に別荘を所有しているが、そこに妖魔が住み着いてしまったらしい。別荘には、彼にとって命よりも大切な家宝の鎧が置かれているという。
目的は分かりやすく、別荘での妖魔退治。そして、大切な鎧の無事を確かめること。
初回プレイ時はノミ入りのガラス瓶を使ってみたものの、ノミの効果で敵が鎧を脱ぎ、防御力が下がったという細かい設定には気づけなかった。
改めて遊んで面白かったのは、リヒャルト卿というNPCの背景だ。
彼はリューン騎士団に所属する下級騎士で、貴族の例にもれず非常にプライドが高い。一方で、冒険者に依頼を出している以上、自力で別荘を取り戻せる実力はない。十分に勇敢だが、冷静さには欠ける人物として紹介されているのも印象に残る。
傭兵から騎士になれる世界なら、冒険者もいつか騎士になれるのだろうか。
あるいは、貴族の誇りが強いからこそ、出自や身分へのこだわりも深いのだろうか。短いシナリオの中に、カードワース世界の階級や騎士団の空気が少し見えるのが楽しい。
それにしても、妖魔はなぜ鎧を身に着けていたのだろう。
家宝として飾られていただろう鎧を、あえて身に着ける妖魔の行動が奇妙で、妙なところで気になってしまった。
プレイ記録:2023年・2024年
5)奇塊
水道掃除の依頼。
交易都市リューンは、西方諸国において他に類を見ない下水施設を備えた街だという。地下を縦横に走る下水道は、もはや全容を知る者がいないほどの規模を誇るらしい。
今回の依頼は、リューン清掃局のダスキン・モップから持ち込まれた下水道の大掃除である。
北の区画で下水が逆流しているという苦情があり、詰まらせている元凶を発見し、除去する必要があるという。
下水道といえばビホルダー、という印象があるのはこのシナリオの影響だ。
初回プレイ時は、獲得した物はそのシナリオ内で使うものだと思い込んでいた。だからこそ、「ろけっとらんちゃ」を使わないという選択肢があったなんて気づけなかった。
改めて遊んで、「ろけっとらんちゃ」を使わないとレベル7のビホルダーとの戦闘になると知ることになる。
低レベルの冒険者にとっては、全滅の可能性すらある強敵だ。交易都市の地下にいてよい存在ではないのだが……。
改めて面白いと思ったのは、リューンが旧文明都市の遺跡を利用して建設された街だという設定だ。
だから、ゴミの中に「ろけっとらんちゃ」が埋もれていても不思議ではない。おそらく、この古代の英知という設定から「伝説地図」の企画が生まれたのだろう。
ラストで下水道の地図を入手したダスキンは、下水道探索の護衛依頼を出すと思われる。
そんなクロスオーバーしているシナリオを引き当ててみたいものだ。
プレイ記録:2023年・2024年
6)鳥の歌が聞こえない
護衛の依頼。
交易都市リューンの北に、アダンと呼ばれる村がある。かつては薬草の産地として広く知られ、季節を問わず商人や旅人で賑わう、活気のある村だったという。
しかし、それはすでに昔の話。
今のアダンは閑散としており、かつての面影を見ることはできない。村は変わってしまったのだ。森に現れた“奴”のせいで。
この依頼で印象に残るのは、シャルロッテの危うさだ。
冒険者が十数名も犠牲になっているという話を聞いてなお、彼女は単身で森へ向かおうとする。薬草を持ち帰りたいという気持ちは分かるが、その無鉄砲さはなかなか危なっかしい。
初回プレイ時は、拾った斧を使った結果、全滅するという展開に驚いた。
火をつけたあと、湖に逃げようとしても船は見当たらず、洞窟に逃げ込むしかない。どう考えても洞窟は危ないだろうと思いつつ、ほかの脱出方法があるのか気になっていた。
改めて遊んでみると、一度森を傷つけてから撤退し、「強行突破」を選択すると、何度も戦闘を繰り返しながら脱出できることが分かった。
また、事前に停めた場所を覚えておけば、小舟に乗って湖の上にも行ける。ただ、洞窟に避難した時と大きく展開が変わるわけではないらしい。
何度か遊んで、ラッツを正気に戻さないまま終えたらどうなるのだろうと思うことはある。
それでも、なぜかこれだけは試す気になれない。
プレイ記録:2023年・2024年
7)墓守の苦悩
墓から死体が消える原因を解明する依頼。
依頼人はカルバチアに住む墓守、ガルシア。彼の生まれた家は代々墓守の家系であり、彼自身も生まれたときから墓地のそばで暮らしてきたという。
多くの人にとって墓地は、できれば近づきたくない場所かもしれない。
しかし、ガルシアにとって墓は生活の場であり、日常の一部だった。それにもかかわらず、墓から死体が消えるという出来事は想定外で、恐怖だったのだろう。
初回プレイ時は、念のために「亡者退散」を購入して挑んだものの、一度もカードに出てこないまま苦戦を強いられた。
ボス戦では恐慌状態で攻撃カードが出ない間に再生されてしまい、体力を削ることができない。戦闘がいつまでも終わらない苦痛に、最後は全員に聖水と葡萄酒を持たせて再挑戦し、なんとか終えることができた。
改めて遊んで、魔導都市カルバチアがASKシナリオで登場していることに気づいた。
ガルシアの話を聞いていると、聖北教会で死体を清めないとゾンビ化する可能性があるのかもしれない。
この頃のゾンビパウダーは、死体をゾンビとして蘇らせ、制作者の言いなりにするものだった。
そう考えると、後に遊んだシナリオに登場した、生者をゾンビにできるゾンビパウダーは、効果が死者だけではない分、さらに進化したものなのかもしれない。
「司教デュソーの面識」のクーポンがあるということは、どこかでクロスオーバーしているシナリオもあるのだろうか。
死体が消えるという事件の解決をガルシアが冒険者へ依頼したことがきっかけで、結果的に司教デュソーの娘エレナを救出することができる。
この功績は、冒険者というよりも墓守であるガルシアのものだろう。彼が掘り起こしたような跡を気にし、死体が消えていることに気づかなければ、司教デュソーもエレナもどうなっていたのか分からないのだから。
プレイ記録:2023年・2024年
8)機械仕掛けの番犬
戦闘データを取るための実験を手伝う依頼。
町外れの屋敷に住む高名な魔導師ファラン=ディトニクスから、実験を手伝ってくれる者を募集する依頼が出される。
依頼内容は分かりやすく、ファランが用意した機械仕掛けの番犬と戦うこと。
Sドッグ、Sゴブリン、Sサイクロプスの順に戦闘となる。初回プレイ時は2戦目で敗退した。
後に、レベル3の冒険者でもリューン技能を使えば倒せるバランスになっていると知り、驚いた。ASKシナリオは、本当にバランスよく調整されている。
ラストは「この依頼が後に起こる冒険劇のきっかけになろうとは、誰が予測できただろうか……」という意味深なナレーションで終わる。
続きのシナリオがどこにあるのか気になっていたのに、まさか作られていないとは。
魔導師になりたい娘と、「女は子を産み育て、次の世代を作るのが務めであり、外の世界で仕事をする必要などない」と考える父親の親子喧嘩。
このシナリオが作られた1998年頃なら、女性の役割に対する考え方は父親の方が多数派だったのかもしれない。その中で、反発する娘を描いているのは、価値観の変化に一石を投じていたようにも感じた。
しかし、辺境で魔法を使い、命を狙われるかもしれない職業に娘が就くことを親が嫌がるのは尤もだ。
冒険者といえば剣と魔法のイメージが強かったので、魔導師という職業そのものが、人々から疎まれることもあるという設定は意外だった。
プレイ記録:2023年・2024年
9)見えざる者の願い
数年前、カルバチアの街の近くに住む偏屈で有名だった老人が亡くなった。ところが、彼の死後、数年のあいだ放置されていた館は、ある時を境に忽然と姿を消してしまったという。
依頼人は、ガストン・オリバーストン男爵。彼は別荘の候補地として目をつけていた廃屋の調査を冒険者に依頼する。
探索箇所が多く、手間はかかるが、屋敷が消えてしまっても依頼代金を踏み倒さないところは好感が持てる。
このシナリオで面白いのは、カルバチアという都市の空気だ。
貴族が別荘を持つことは当然のように語られ、高度な魔術師なら読心術も使える。魔導学院や隠蔽魔法の存在もあり、魔導都市カルバチアはかなりファンタジー要素の強い都市として描かれている。
その一方で、「見えざる者の願い」と「機械仕掛けの番犬」では、魔導師に対する周囲の反応がずいぶん違う。
魔導師は高度な知識と技術を持つ者として尊重される一方で、恐れられたり、疎まれたりもする存在なのだろう
そう考えると、都市と辺境の生活にはかなりの差があるのかもしれない。
もうひとつ印象に残るのは、ルティアの行動力だ。
男爵と冒険者のやり取りを盗み聞きし、調査先の屋敷が隠蔽魔法のエキスパートが住んでいた場所だと知るや否や、好都合とばかりに冒険者へ強引について行く。
もしグリシャムの研究成果を持ち帰り、しっかり学びに変えたなら、後に名を残す魔術師になっていそうだ。
プレイ記録:2023年・2024年
10)教会の妖姫
「猫の額亭」へのおつかいの途中、行方不明になった少女リアーネの捜索依頼を受けた冒険者は、北の宗教都市ラーデックで少女を探すことになる。
妖魔は人でもなく、獣でもない存在として恐れられ、聖北教会の経典でも悪しき者とされている。
けれど、人と語らい、共に生きる妖魔たちも忌むべきものなのだろうか。
黒犬亭で有料情報を聞いていると、情報屋の性格が垣間見えるところが面白い。
初回プレイでお世話になった情報屋を、再プレイでは全く利用せずに必要な情報を集めることもできると知り、分岐するシナリオの奥深さと楽しさを感じた。
このシナリオで登場するエルンスト司教とバルドゥアは、他のシナリオでも触れられることが多い。
特に「異端審問官」という役職は、バルドゥアの影響でかなり悪い印象を抱く。
アルフレートが宗教都市の領主の息子でなければ、リアーネと二人で戻って来られた未来もあったのかもしれない。
けれど、アルフレートが跡継ぎとして戻るということは、リアーネが生きていないか、妖魔の特性を受け継ぐ子どもがいないということでもある。だからつい、彼らが別の土地で成功し、両親やトービアスに一時的に会いに来るような未来を望んでしまう。
もし、ラミアの妖魔は男児には特性が受け継がれないのだとしたら、子どもがいても戻れそうではある。
それでも、ウィルヘルム家では女児が生まれたとき、処分するなどの悪習がいつの間にかできていそうで、どこか嫌な想像もしてしまう。
つい、皆が幸せになる道のりを探したくなるシナリオだった。
プレイ記録:2023年・2024年
11)賢者の選択
張り紙の「正しき選択を為す事は難しい。時には正しい道が存在しないこともあるかもしれない…」という言葉の通り、正解のない選択を突き付けられる。
ひと仕事終えて「賢者の選択亭」という宿で寛ぐ冒険者たちに、リューン騎士ミューゼルから同行を請われる依頼。一刻を争うため、依頼の詳細は説明されない。
最初の選択は「引き受ける」か「断る」かの二択だ。
本編に続くこの選択は、まるで後者が「賢者の選択」といわんばかりの内容になっているところも奥深い。
巡察官の任を受けたミューゼルが向かうのは、地図にすら載っていない、30人弱の村人しかいないカナナン村。
村人たちが隠す呪術士ディマデュオは、国家的犯罪者であり、数々の要人暗殺や破壊工作に関わったとされるテロリストである。
騎士団が長年追い続けたディマデュオを捕らえる絶好の機会だが、悟られては逃げられるか、口封じに殺されてしまう。
ミューゼルは騎士団の到着を待って村に踏み込むまで、一緒に村を監視してほしいという。
そんな話を聞いた直後、白いガスが周囲を覆い、ディマデュオと村の人々、そして賢者の選択亭の亭主が現れる。
目覚めた冒険者たちが目にするのは、騎士ミューゼルの無残な死体。そして、自分たちは地下墓地に閉じ込められたと知ることになる。
カナン王の協力なしには地下墓地から出ることもできず、そのまま朽ち果てることになる。
冒険者は、村から逃げるか、カナン王に協力するか、ディマデュオに協力するか、どちらも倒すかという選択を迫られる。
初回プレイ時は、購入した「亡者退散」が大活躍して喜んでいたものの、魔法が使えない状態ではディマデュオに歯が立たず、全滅してしまう。
けれど、最後にカナンが生き返らせてくれたことにも驚いたし、まさかのマルチエンドで全てBADだと知った時は、かなり衝撃だった。
レベルを上げて再挑戦してから、カナンの剣を手にしていれば、当時でもディマデュオを倒せたと気づく。
しかし、問題は勝てるかどうかではない。勝った後に増える選択肢なのだ。
冒険者にとって村人は、自分たちを地下墓地に閉じ込めて殺そうとした相手である。
そんな彼らのために、カナン王を倒す義理がどこにあるのか。
思惑があるとはいえ、地下墓地で冒険者を助けてくれたのはカナン王である。
ディマデュオに負けた時も、情けで命を救ってくれた。
色々な選択肢を試す中で、カナン王の説得に失敗し、「力づくで止める!」を選んでも戦いにはならず、村人も救われ、カナンの鎧と魔剣の両方を手に入れることができた。
このやり取りでカナン王の器の大きさを見てしまうと、彼を倒すという選択肢は選べないと思ってしまう。
沢山の犠牲者を出しておきながら安寧な余生を願うディマデュオにも、無辜の人々を保身のために殺める村人にも、同情の余地はない。彼らは身勝手で、救う気にはなれないのだ。
村人を「猿」と見下していたカナン王が、眠りを妨げられたその場で村人を滅ぼす未来もあったはずだ。
それでも食堂で一日村人の様子を観察していたのは、話し合いの余地を与えていた可能性が高い。村人の一人でも対話を試み、彼がその村人を気に入ったなら、愚行を許して村を滅ぼそうとはしなかったはずだ。
このシナリオが重いのは、冒険者が単に巻き込まれた部外者であり、村人たちを救いたいとは欠片も思えないところだ。
冒険者がカナン王の説得を試みる理由は、「村を救いたい」からというよりも、中途半端に関わってしまった以上、後味の悪さを覚えたくないという消極的な理由に過ぎない。
自分はどの結末なら受け入れられるのか。それを考え続けてしまうシナリオだった。
プレイ記録:2023年・2024年
12)旧き沼の大蛇
大蛇退治の依頼。
交易都市リューンの南西に広がる湿地帯、六角沼には、人の丈十メートルを超える大蛇が棲んでいるという。その大蛇は近づく者を見境なく襲い、沼地で暮らす人々の生活を脅かしていた。
依頼人は、沼の木の実採りであるアントン。
彼は怪物の暴挙に堪りかね、ありったけの貯金を持って冒険者の宿へ駆け込んでくる。事情だけ見れば切実な依頼なのだが、アントンの無神経さには少しイラッとしてしまう。
初回プレイ時は、草薙剣が出てくることを期待して腹を割いたら、罰金を取られたのでロードしてやり直した。
戦闘前にセーブしておいて本当に良かったと思った。けれど後に「マイナスクーポンも思い出」という助言をもらってからは、一番最初に遊んだ結果をなるべく残すようにしている。
このシナリオで気になったのは、「魚人語辞書」だ。
能力判定に失敗したことで入手できていたと知ったのは、遊んでから一年以上経ってからだった。必ず手に入るアイテムではないなら、「アレトゥーザ」でデオタトに渡す魚人語辞書は、どこで入手できるのだろうと思ってしまう。
また、聖なる火の製法を伝授したとされる「東方の毛深き異形の者」も気になる。
普通の人間から見ても毛深いのか、マーマンから見て毛深いのか。ゴリラくらい毛深い存在だったのだろうか。こういう妙なところで想像が広がってしまう。
戦闘面では、ヒドラの首を12本まで増やしたあとでも倒すことはできた。
単純な大蛇退治に見えて、選択や判定、アイテム入手によって後から気づくことが多いシナリオだった。
初回の失敗をなかったことにするか、それとも冒険者たちの歩みとして残すか。
この依頼は、大蛇退治そのものよりも、カードワースで遊んだ結果をどう受け止めるかを考えるきっかけになった。
プレイ記録:2023年・2024年
13)遺跡に咲く花
遺跡でフィロンラの花を探す依頼。
古代の学者ジェゴールの書いた「消えゆく植物達」によると、フィロンラはガジャル科の植物で、春夏秋冬を通して咲く青紫色の花だという。薬の素材になることから乱獲され、現在では見つけることが非常に難しくなっているらしい。
このシナリオは、ヒントを頼りにフィロンラの花を探す、シンプルな探索ものだ。
数字の謎解きは、いわゆるヒントアンドブロー形式。画面を眺めるだけでは推測しきれず、メモ帳に打ち込んでようやく解けた。少し手間はかかったが、こういう手を動かして考える謎解きは好きだ。
初回プレイ時は、これでASKの11作品を遊び終え、初級者ぐらいになった気でいた。
まさかカードワースのシナリオが数千もあるとは思っておらず、かなり大口を叩いていて、今見ると少し恥ずかしい。けれど、初心者の頃の素直な達成感としては、それもまた懐かしい。
同行するジグは、古代遺跡を探索するトレジャーハンターとして登場する。
冒険者とひとくちに言っても、何でも引き受ける冒険者、戦闘寄りの傭兵、探索寄りのトレジャーハンターと、得意分野や立場が少しずつ違うのだろう。そう考えると、カードワース世界の「冒険者」という言葉はかなり広い。
派手な戦闘や重い選択はないが、遺跡を探索し、ヒントを読み解き、目的の花を見つける流れが心地よい。
難しい物語の余韻に沈むシナリオではなく、素直に「探索した」と感じられるシナリオだった。
プレイ記録:2023年・2024年