オルベリク編の考察
2周目を遊びながら、初回で知ったを内容を踏まえた上で情報を整理したり、登場する人物の人物像を想像したりしています。
ネタバレ全開のため、閲覧の際はご注意下さい。

オルベリク編1章の考察
情報:ホルンブルグ滅亡
8年前の戦争でホルンブルグ国が滅んだ
オルベリクの1章での世界観の情報としては、8年前の戦争でホルンブルグ国が滅んだという一点のみです。
国の滅亡が敵国に滅ぼされたからではなく、裏切りによって国王が殺されたから、ということを強調するためとはいえ、敵軍についての情報すらないのは不自然にも感じます。
ヴェルナーの手記より、計画して12年でホルンブルグを滅ぼしたとあるため、計画して数年後にエアハルトを見つけて出して送り込んだとしても、エアハルトはまだ10代後半から20代前半。そんな若者でも能力があれば傍に置くという、アルフレート王の人柄を現しているのでしょうか。
登場人物
オルベリク(35歳)
27歳という若さで「剛剣の騎士」として重鎮されているところをみると、10代後半には王の覚えもめでたく、相棒「烈剣の騎士」と称されるエアハルトと切磋琢磨してきたのだろう。
仕えるに相応しい王、信頼できる友、守るべき民がいる充実した日々が、突然、信頼できる友の裏切りで崩れ去った。もし国王を殺したのがエアハルトではなく、敵兵だったなら、彼は戦場で死ぬまで剣を振るい続けただろう。大きな戸惑いのさなか、戦線が崩れてホルンブルグは滅び、オルベリクが生き残った。
全てを失い、うつ状態に陥って彷徨っていたところを、コブルストンの村長から声をかけられて村に住むことなる。「死んだ魚みたいな目」は、本人が意識していなくても、周囲からはすぐに分かるものだ。
オルベリクという名前を捨て、バーグと名乗り、用心棒まがいの仕事と剣を教える役目を与えて貰う。8年という長い年月を経て、「敬愛していた陛下や国を守れず、この剣にいったい何の意味が―」と問い続けることができるまで回復したのだろう。
山賊が一目見て戦う前から強いと分かるほど、療養中も鍛錬は欠かしてはいない。
オルベリクがエアハルトの名前が出て目の色が変わったのは、8年間受け身で過ごしてきた彼が初めてエアハルトがどうしているのか知りたい、話し合いたいと能動的になったからだろう。
オルベリクの8年という年月を「回復するためにかかった時間」と捉えていましたが、一部訂正します。
「時間は回復もさせるが、同時に現状を固定もする」 を考慮します。
ガストンとの出会いがもっと早ければ、オルベリクが答えを出すための一歩を踏み出せるほど回復していないため、さらに混乱する可能性がある。
また、もっと遅ければ、今の状態を壊す理由が見つからなくなり、答えを出すための一歩を踏み出せなかった可能性がある。
8年という月日は長く感じるが、オルベリクにとって、ホルンブルグの滅亡が「未解決」状態であること、役割と責任を重視する「オルベリクの性質」、コブルストンで不自由なく生活できる「環境」が揃っていることで、長期化しやすい条件が揃っていた。
このタイミングでガストンからエアハルトの情報が聞けたことが、オルベリクを動かす外部からの要因として機能した。
フィリップ(9歳)
母親は30歳と若く、21歳でフィリップを産んですぐに夫を戦争で亡くしている。20代前半で女手一つで子どもを育てられたのは周囲の手厚い協力があったからだろう。そうでなければ、地元に戻るという選択肢が一番に浮かぶはず。
父親の顔を知らないフィリップは、オルベリクを父親のように慕っている。素直で度胸のある性格は山賊の親分ガストンにも気に入られるほど。母や村の人たちを守るために強くなりたいと思っている。オルベリクへの旅立つオルベリクへの一撃は、自らが抱える複雑な感情をぶつけたのかもしれない。必ず帰ると約束して貰ったことで、フィリップは安心してオルベリクを待つことができたのだろう。
ガストン(35歳)
山賊の親分で、剣の腕が立つ。自分で言う通り「頭が悪いから悪いことしか思いつかなかっただけ」で、最後まで部下の面倒をみるなど気の良さが目立つ。
オルベリクやエアハルトと同年代なのが、逆に皮肉に感じてしまう。出会いによってはオルベリクやエアハルトと切磋琢磨する同僚になっていた可能性もあったのではないか。
エアハルトが自分の剣を渡したのは、同じ傭兵団に居て剣を教えていたから、というだけでなく、ガストンの性格を気に入っていた証拠だろう。
ガストンがコブルストンで村長やフィリップと友情を育んでいるのは、全く違和感なく受け入れられる。彼を慕う子分たちもガストンと一緒に村に移住してきていそうだ。