4-1同じ薬師なのに、なぜここまで違うのか

4章1:同じ薬師なのに、なぜここまで違うのか

アーフェンの4章に進みました。
パーティーチャットで、プリムロゼにお酌させていた事実が判明しましたね。
アーフェンが迷いながらも病人を看病する姿を見て、労おうと思ったのかもしれません。
プリムロゼの踊りをアーフェンが「どんなやつも楽しくさせる魔法がある」と評価しているのが微笑ましいです。

オフィーリアとのパーティーチャットは、とてもほのぼのしました。
オフィーリアを出来すぎた娘と評価して助手に誘うのも、アーフェンからの助手の誘いに喜んで同意しかけるオフィーリアも。お断りの理由が「神官の務め」なのが、思わずニヤニヤしてしまいました。
人の役に立つことを喜びとする者同士、良い組み合わせだと思います。

テリオンとのパーティーチャットにて。
テリオンの「お前はその友人を何があっても信じられるのか?」という問いに「あったりまえよ!」と即答するのがアーフェンらしいです。

仮に親友のゼフが自分を裏切ったとしても必ず理由があると断言するアーフェンの考え方は、テリオンにはないものだったのではないでしょうか。
裏切られても信じる!そう言い切れるアーフェンだからこそ、テリオンは絆されたのでしょうね。

アーフェンの4章は、罪人は救わないと決めているオーゲンと衝突しながらも、親友のゼフからの手紙に励まされて「どんな命も救う」という答えを出すというストーリーでした。

オーゲンの病とアーフェンの病が同じだった事、また同じ恩人に救われたという共通点は、薬師としての課題が「責任」にあると強調されているように感じました。命を救う力がある薬師は他者に強い影響をもたらす存在です。薬を作る腕や知識だけでなく、自身の行動が及ぼした影響への責任と覚悟が行動を選り分けるのだと。

ラストで恩人さんの名前がグラム・クロスフォードだと判明します。すでに亡くなったという事で、アーフェンは勝手にお墓を作りますが、もし伝聞が間違っていたら本人や家族がお墓を見て複雑な心境にならないかと思ってしまいます。
もう会えないというアーフェンなりのけじめだったのだろうとは思いますが…。

病の恩人(もしくは恩人の子ども)をアーフェンが救うという話も期待してましたが、アーフェンが救ったのはオーゲンでした。これはオーゲンが定義する同じ「罪人」でも、救った結果が3章と4章で大きく異なります。
罪人を救った結果、殺される人が増えた可能性が高いミゲルと、救える人が増えるオーゲンを選り分ける事はオーゲンの判定基準でも不可能でした。どちらに転がるかわからないからこそ、アーフェンは全て救い、結果に責任を負うと決めたでしょう。

4章終えてクリア画面が出るのが、とても良かったです!
しかも、エンドロールの映像が仲間にした順番になってるの感激しました。
各仲間のボス敵との戦闘もメンバーそのままで、進んだ章の順番も反映されているのですね。

クリアブルックに戻されたので、ゼフを連れて一緒に旅をすることにしました。
一緒に旅をする事になって、アーフェンの薬師とは思えない強さに、さぞ驚いた事でしょう。

プリムロゼの4章に進みました。
テリオンはここでもプリムロゼの心配をしていますね。テリオンには、プリムロゼの「強さ」よりも「弱さ」が他の仲間たちよりも、より見えているのだと思います。

素直にテリオンにお礼を述べ、一緒に旅をする人がいるだけで心強いと伝えるプリムロゼは、自分だけで立つ強さを維持する必要がなく、支えて貰いながら進む強さを得たのでしょう。

オフィーリアとのパーティーチャットにて。
プリムロゼは、疲弊し続ける心にオフィーリアが寄り添ってくれることに、安らぎを感じたのではないでしょうか。
オフィーリアは一貫して、プリムロゼの辛い気持ちを理解しようと努めています。
だからこそ、「1人じゃないことが、こんなにも心強いなんてね」という思いに繋がったのだと思いました。

アーフェンとのパーティーチャットにて。
アーフェンはプリムロゼも自分と同じように、「脇目もふらず目標だけを追いかけてきた」が、まさに今、迷いが生じていると見抜きます。
視野が狭まっているプリムロゼに独りではないことを伝え、シメオンが導く答えではなく、プリムロゼ自身の答えを出せるように声をかけたのではないでしょうか。

プリムロゼの4章は、シメオンに心を壊されそうになりながらも復讐を果たし、埋まらない心を抱えたまま、次に「信じる道」を見つけようとするストーリーでした。

プリムロゼの生い立ちを劇にしたシメオンが、「不幸な少女の半生」とプリムロゼを位置付けていたにも関わらず、「恋の演劇」としてはハッピーエンドにしたのが皮肉にも感じました。

シメオンがプリムロゼに惚れていたという事実は驚きでした。彼の唯一の幸福が「他人の人生が壊れるという悲劇を愉しむ」だったために、惚れられたプリムロゼが壊される役に選ばれたのでしょう。

おそらくシメオンにとってはプリムロゼの父親も好ましく思っていたのではないでしょうか。だからこそ、二人の悲劇を見てシメオン自身が満たされたかった。
シメオンが繰り返し「プリムロゼが復讐に人生を捧げることを父親が望むか」と投げかけるのは、プリムロゼが父親に愛されており、父親がプリムロゼの幸せを願っていた事も知っていたのだと思います。

ずっと辛かったの、一人で寂しかったと漏らしていたプリムロゼには、人一倍幸せになって欲しいと心から思いました。

プリムロゼは魅力的な女性ですが、仲間によってよく見える面が異なるところが面白いと感じました。アーフェンやサイラスなどは誰が見ても似たような一面になるでしょう。

けれど、プリムロゼに対して、アーフェンは明るさを、オフィーリアは強さを、テリオンは弱さを、トレサは抜け目なさを…というように、多角的に見せています。
そしてプリムロゼに対して見ている面は、それぞれが自分に持つ面であるというところも素敵だと思いました。

複数人のパーティーチャットがあるんですね!
体の調子が…(アーフェンとプリムロゼとオルベリク)
腰の痛いオルベリクと肩が凝るプリムロゼに対し、アーフェンが適切に対処する事で、二人が薬師は便利と痛感するエピソードです。
オルベリクには薬で、プリムロゼの肩は揉んであげるという対応の差が、何となく意味ありげに思えました。

ノースリーチに着いたのですが、オーゲンのその後のサブストーリーがあるんですね!
しかも仲間にできるなんて感激です。
今後の連れはゼフとオーゲンの二人に決まりました!
優秀な薬師が3人も居る旅は、さぞ贅沢な事でしょうね。
対立しがちなアーフェンとオーゲンの間にゼフが入って、上手く回りそうな気がします。

重症でも治療もせず斧で敵を一掃(死中活劇断)するアーフェンを心配して叱るゼフと、バカは死んでも治らないと呆れるオーゲン、魔物に囲まれていたら適切な治療ができないから殲滅したと反論するアーフェン。
ゼフと一緒にアーフェンを治療するオフィーリア、お前たち楽しそうに騒いでいるなと軽口を叩いて盗んだ薬草を渡すテリオン、薬師がアタッカーを務めていることにふと首を傾げるプリムロゼという、日常の風景でしょうか。